はじめに
- 保冷剤や冷却シート
- ペットボトル(凍らせたもの)
- イオン飲料
気温30℃を超えると、屋外で心配なのは熱中症。しかし真夏でなくても予想以上に温度が上がっているのが自動車の室内です。特に、幼児や乳幼児を連れて自動車で移動する時には、チャイルドシートの子どもを常に確認することが大切です。大切な我が子を熱中症から守るために必要なポイントをご紹介します。
- 外気温が低くても、車内は想像以上に温度が上がっている
- こどもの座席周りは意識的に冷やす
やりかた
快適な外気温度でも、車内の温度は50℃近くまで上昇する
実験では外気温が23℃でも、炭酸飲料の缶が爆発するまで車内の温度は上昇した。
JAF(日本自動車連盟)が2007年に実施した車内温度についての実験では、外気温23℃で車内の温度変化を計測すると、日中、ダッシュボード周辺が最高で約70℃、最低でも車内は48℃にまで上昇することが分かりました。
大人と違って体温調節機能や腎機能がまだ十分ではない乳幼児は、50℃近い温度では脱水症状となり、直腸温が42度を超えると臓器不全で死亡する可能性もあります。たった10分程度でも子供にとっては重症疾患になりかねません。過ごしやすい温度の日でも、屋外に駐車した車内の温度は想像以上に上昇し、子供を放置したら体に与えるダメージは大きいことをしっかり認識しましょう。
少しの時間でも、車内に放置しない
ほんの少しの時間だから……と思っても、エンジンを切った車内で子どもが受けるダメージは大きい。
「子どもが寝てしまっているから」「トイレに行ってくるだけだから」「一度チャイルドシートから降ろすとまた乗せるのが面倒だから」「窓を開けているから」と、子供を車内に置いてクルマを離れる大人の理由はさまざま。しかし、真夏の車内に残された子供たちは、ほんの数分で熱中症の危険に晒されます。必ず、短い時間でも車内に置き去りにしてはいけません。
また夏場の屋外では、エンジンを切った状態だとすぐに車内の温度が上がります。特に、エアコンの冷風が届きにくく、ガラス窓から日光が直撃する後部座席は、運転席や助手席よりも暑くなり、シートに熱がこもりがちです。休憩などで駐車する際にも、なるべく日差しを避けられる場所を選びましょう。
子どもは症状を自分で訴えられません
保冷剤はさまざまな大きさのものを保冷バッグに入れて携帯しておく。
熱中症の予防のためには、まず窓にサンシェードを付けて車内の温度を下げましょう。市販されているチャイルドシートやベビーカー用の冷却パッドを子どもの首や背中に当てるのも、体温の上昇を防ぐのに効果的です。
熱中症の初期症状は、頭痛やめまいですが、幼い子どもや乳幼児はそれを訴えることはできません。眠っていても多量の汗をかいている赤ちゃんと移動する時は、1時間おきくらいに休憩して体温をチェックします。
熱中症になりかけている時には、頭だけではなく脇の下や首、足の付け根が高温になっているので、そこをすぐに冷やせるよう冷却シートや保冷剤、凍らせたペットボトルなどを車内に常備しておきましょう。100円ショップなどで売っている保冷バッグなどにまとめて携帯するのが便利です。
熱中症の症状が出てしまったら
こまめな水分補給は車内でも大切。水だけでなく、失われる塩分も補えるような飲み物を。
ぐったりしている、突然嘔吐するなどの症状が出た場合は、涼しい場所に移動し、すばやく水分と塩分を補給できるようなスポーツドリンクなどを飲ませます。脱水症状を防ぐために、水やお茶よりも、車内ではこういったイオン飲料などを飲ませておくのが良いでしょう。
運転席からはもちろん、助手席からも子供の様子が分かるよう、フロントウィンドウの内側に補助ミラーを付けておくのもおススメです。
子供のちょっとした変化を見落とすと、快適な気温の日や夜間でも熱中症を起こす危険性は十分あります。常にチャイルドシートに乗せた子供の様子を見ておくことが大切です。